1 最近のデザイン評価の動向
最近、「デザイン」なる用語が新聞等において頻繁に登場し、「デザインを重視する時代」「デザインで勝負する時代」となり、これが企業において、「デザイン経営」や「デザイン思考」を企業経営に取り上げる要素となっている。
特許庁は、2018年デザイン経営を宣言したが、...
1.「デザインと法協会」
特許を中心とする日本知的財産協会や商標を対象とする日本商標協会が現に設立され活動されていますが、デザインと法を中心とする全国的な団体はありませんでした。
一方、デザインの団体は、例えばパッケージや空間、インダストリアル等各種デザイン団体も多数存在し活動されていま...
今般、コロナウィルスの感染拡大を契機として同感染対策並びに権利保護の見直し等の観点から下記項目が法改正され、本年10月1日より施行されることになったのでその概要をおしらせする。
1 コロナ対策に対応したデジタル化等の整備
① 審判口頭審理のオンライン化
【特・実・意・商】
...
当社代表藤本周一 弁理士法人藤本パートナーズ石井隆明弁理士が執筆いたしました「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(技術情報協会 共著)が発刊されました。
【お申込み詳細はこちら】
https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2164.htm
(株式会社技術情報...
サン・グループも作成協力させていただいた、
「知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及びガバナンスに関する取組事例集」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/dai11/siryou6.pdf
が内閣...
第1 知財力強化と知財ミックスの思考法
1.知財力強化の目的
企業の知財力強化の目的は,第一は社内の発明等の技術・デザイン・ブランドの保護強化,第二は他社からの攻撃を阻止するためのリスク回避対策強化,第三は権利の活用による積極的な知財力強化(武器化)による収益力向上にある。
このような...
1.基本戦略
2021年の改訂コーポレートガバナンス・コードの指針からも明らかなように、今後企業は持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的として、株主や投資家等に情報開示することによって企業の評価を高める必要がより一層責務とされたのである。
知的財産分野においても単なる出願件数や権利数等...
1.従来型の知的財産評価
従来、企業内における知的財産について、多くの企業は権利化を目的とし、権利の数によって自社の知的財産の価値を評価していた時代があった。
しかるに、このような数の論理は何ら企業の経営や事業に直結しない論理であって、知的財産は経営者にとって知財部が取り扱うもので経営マタ...
1.最近の企業における最重要課題
企業環境が大きく変動する現在社会において、企業が知的財産分野においての最重要課題は、第1は知的財産のリスク、第2は知的財産の活用による事業の独占化と収益向上(稼ぐための知財戦略)にある。
今回は、私共に相談が多発している知的財産のリスクとその対策について概説...
1.はじめに
コロナ禍から早や2年経過したが、その間の企業や社会活動は大きく変貌し、在宅勤務やリモートワークが一般的となり、従来型の対面活動から非接触、非対面のビジネスモデルに大きく変化した。企業のみならず一般人もデジタル・トランスフォーメーション(DX)が加速し、仕事のあり方や働き方が大きく変...