1.技術・製品の保護の最大化(高価値化)
最近の技術は益々多様化、高度化、複合化しているため、特許・実用新案・意匠による保護は多面的に捉えるべきで、その一手段として知財ミックス戦略がある。知財ミックス戦略とは、特許と意匠、意匠と特許、意匠と商標、商標と意匠、さらには不正競争防止法等の活用による多...
1.はじめに
弁理士歴54年の私が最近つくづく感じるのは、企業間競争がグローバルに激化する最近の状況下において、企業の生き残り戦略あるいは成長戦略が問われ、企業価値の向上に努めなければ企業の成長はないと言っても過言ではないと思うのである。
その成長の源泉または起爆剤となるのが知財戦略である。...
1.記念論文集について
弁理士藤本昇の喜寿を記念して、藤本昇の関係者総勢37名による記念論文集「最近の知的財産における諸課題」なるタイトルの本が2024年9月24日に発明推進協会より発行されました。
この論文集は多士多才な著者による記念論文集で、一般的な記念論文集とは異なり知財関係者の「読み...
1.はじめに
最近の企業間競争は激化するとともに国際市場への参入や海外での生産拠点のシフト等によって、今後益々グローバルな企業活動の中で知財に関するリスクが増加傾向にある。特に中堅・中小企業は、独自な技術開発で成長している企業がある一方で、他社の技術・デザイン・ブランドにフリーライドあるいは接近...
1.はじめに
弁理士 藤本昇は、1960年弁理士登録し、1974年藤本昇事務所を開設して以来、本年50周年を迎えることになりました。この間弁理士業務を遂行する上で経験したことや知財紛争・知財訴訟等の経験によって得た自らの考えや弁理士としての知財哲学を要約すると下記点にあります。
...
1.はじめに
現在、我が国においてあらゆる分野で人材不足が問われているが、一方で人材は数ではなく質が問われているのではないでしょうか。同じ業務を行うにしてもCクラスの人とAクラスの人とでは業務の質はむろん業務スピードが異なるのである。今後、各分野において必要な人財はAクラス人財である。
&nb...
1.はじめに
サン・グループは、弁理士 藤本昇が1974年4月に藤本昇特許事務所を開設してから本年50周年を迎えることになりました。
その後、1987年に特許調査・特許情報の分析企業の株式会社ネットスを設立し、さらに1990年に知財教育企業の株式会社パトラを設立し、事務所・ネットス・パトラ...
1.サン・グループの新年度
サン・グループの中核である、弁理士法人藤本パートナーズは本年5月が新年度のスタート月で、同様に株式会社ネットス及び株式会社パトラは本年7月が新年度のスタート月であります。
サン・グループの藤本パートナーズは、1974年4月に藤本昇特許事務所が開設されて、本年50周...
1.はじめに
2024年4月スタート、多くの企業にとって4月は新年度で新たな経営戦略や事業戦略、さらに知財戦略を構築し実践すべき時である。
最近の企業戦略を概観すると、企業価値向上のための新規事業やM&A、さらにはコーポレートガバナンスコードの改訂による可視化する知財戦略が重視されている。
...
1.はじめに
2024年も2ヶ月経過、3月は多くの企業にとって最終決算期であるが、本年4月からの新年度に向けて経営計画を企画・立案する時期である。
現在は、政治・経済・技術・法律(知財)が大きく変化し、変動する、正に時代の変革期・転換期にある。このような時代には、夫々の企業によって重要政策は...