1.工業デザインと意匠
最近、工業デザインを含むデザインの重要性が国内外を問わず増している。このことは、WIPOの統計からみても意匠出願総数が、1995年の20万件未満から2018年には100万件超に増加したことからも世界は意匠に注目していることが伺える。
また、最近ではデザインの重要性が叫...
1.あけましておめでとうございます!
2022年度の幕開け、本年度サン・グループの「弁理士法人藤本パートナーズ」は、創立49年目に突入します。本年度は、グループ全体として知的財産分野において企業をより強力にサポートするとともに知的財産権が企業成長に資するように企業価値を向上させるべく企業を支援...
1.はじめに
2021年度も最終月となり、未だコロナとの戦いは終結するどころか新たなオミクロン株の出現。正にこの2年間はコロナによって全ての業務や仕事、さらには生活様式も変容したのである。
一方、コロナによってテレワーク等で自宅等での仕事が可能となり、コロナ前の生活様式や出社を常とする勤務形...
サン・グループ各企業では下記の日程において、年末年始休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
■年末年始休業期間
2021年12月29日(水) から 2022年1月4日(火) まで
今後とも、格別のご支援、お引立てを賜りますようお...
1.はじめに
共同開発は、企業間、企業と大学、企業と外部機関(技術研究所やデザイン事務所)等、多様な形態で行われている。その際、秘密保持契約は締結されているが共同開発契約が締結されていないケースや共同開発契約は締結されているが契約内容に問題があるケースがある。
このようなケースは、後日当事...
1.はじめに
最近、藤本パートナーズに他社の模倣品や自社商品(先発商品)に接近した類似品が出現していることにより、取引上・営業上被害や損害が発生しているため、「なんとか法的に禁止させられないか」との相談が多発し、現に知財紛争事件に至っているケースが多い。
2.法的対策
上記ケースで法的に対...
1.はじめに
国内外ともに企業間競争が激化し、各企業が独自に新規分野への進出やM&A戦略、さらにはAI、IoT、DX等IT技術を活用した新技術戦略を行っている。
その中で、次世代型技術や新規事業等競合他社に比し先発優位の戦略を実践している他、先発に対し後発が取り得べき技術や知財戦略を実践し...
1.建築物(家屋)と意匠について
意匠法の改正により、2020年4月1日より「建築物」や「内装」が意匠法の保護対象となり、既にこれらの意匠については数多くの意匠が登録されている。
本件訴訟は、意匠法改正前の「組立家屋」を意匠に係る物品として登録された意匠権(第1571668号)に基づく差止等...
1.企業の知財部門の現状と課題
(1)社内の組織
知財部門に50名以上の部員を配属している知財の大手企業は別として、企業規模が大手であったとしても知財部員が数名あるいは数十名の企業や中堅・中小企業の多くは、知財の中小企業であると私は考える。
これらの企業は、組織的に他の事業部や開発部、営業...
意匠法が法改正されていますが、①複数意匠一括出願手続、②物品の区分の見直し、③手続救済規定の整備については、本年4月1日より施行されます。それに伴い、意匠法施行規則等の一部改正も行われておりますので、ご案内いたします。
※ 複数意匠一括出願手続の導入
意匠登録出願を行う際、現在、一意匠一出願...