1.はじめに 最近の企業活動のグローバル化の中で、新興国への進出が益々顕著化する傾向にあります。 大手企業のみならず中堅・中小企業の経済活動もグローバル化の潮流の中で生存していかなければならないのが現状であります。 しかるに、企業の新興国への進出において経営戦略上、もっとも重視しなければならない要素...
サン・グループは、本年度の新戦略として従来より、より一層グループの総合力と魅力と強みを強化し、企業のグローバル化による多様なニーズを支援強化します。 サン・グループの主たる強みは下記点にあります。(1) 知財のワンストップサービス 知財の教育(パトラ)から特許等知財情報の調査・分析(ネットス)、さ...
2011年度の円高傾向は、本年度さらに進行するおそれがあるとともに日本国内の市場の縮小化等複数の要因によって日本企業は益々グローバル化に対応しなければならないであろう。 一方、知的財産分野においても、日本、米国、ヨーロッパ、中国、韓国の5ヶ国を中心とした知財のグローバル化が進行し、国内法の大改正が...
本コラムが私の海外出張のため、9月~11月迄投稿できず3回お休みをいただきましたが、本年最終月のテーマとして2011年度を締めるための本年度の集大成としました。 本年度は、東北・関東大震災や円高、さらにはタイの大洪水等、企業に直接又は間接的に影響を与える出来事が多発した1年間であった。 このような...
最近、日本企業から中国において自社製品のデザインが模倣されているとか、模倣されないためのリスク対策、さらには中国国内で製品を生産し全て日本に輸入しているが、中国国内での意匠権侵害問題が発生するのか等中国におけるデザインに関する相談が増加しています。 中国の意匠制度は、日本の意匠制度と異なる点も多く...
中国の昨年度(2010年)の特許出願件数は391,177件、実用新案出願件数409,836件、意匠出願件数421,273件、商標出願件数は1,072,187件と、正に中国国内の出願件数は急増しており、日本より件数が大幅に上昇する傾向にある。 一方、日本においては、2010年度の特許出願件数は344...
最近の経済状況は、一部の企業を除き厳しい経済環境下にあるが、今後企業が成長するには、国内市場のみならず海外、特に新興国といわれる国への進出が不可欠となる。 このような経済環境下において、日本企業の存否の生命線は、やはり頭脳を生かした知的創造開発や新たなビジネスモデルの創造にあると考える。 一方、最...
今回の関東大震災は、日本人はむろん地球規模においてその与える影響は計り知れないものがある。 特に日本人にとって、今回の大震災は人夫々感じることは異なったとしても、多くの日本人は、「日本人としての自覚」、「自分が何ができるか」、「生きていることの喜び」、「相互扶助の大切さ」等を共通して感じたことでは...
特許法第102条は、損害額の推定規定として、民法709条に基づく損害賠償請求権の損害に関する特則である。 同法102条は1項、2項、3項の三基準があり、1項は権利者製品の単位数量当りの利益及び権利者の実施能力を主張立証するだけで逸失利益の立証を可能とした規定である。 同2項は侵害者の得た利益の額を...
1.企業のノウハウ(営業秘密) 最近、企業によっては製造技術や製造方法、さらには材料等については、企業のノウハウであるから特許出願はしないとの意見を多く聞くことがある。 一方、特許出願は出願内容、すなわち明細書に記載した事項は全て出願日から18ヶ月経過すると公開されることになる。 従って、特許出願す...