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弁理士藤本昇のコラム

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[コラム]デザインとブランドの保護戦略

2012年07月11日

※デザインの保護戦略

(1) 我が国意匠法は、物品の外観形態を意匠として保護するものであるが、ヨーロッパ意匠法は物品に限定することなく意匠として保護しているように国によってデザインの保護対象や保護手段が異なる。

  特に物品のデザインは模倣され易いため、その出願前の保護戦略が重要であると同時に意匠を理解した上でコアデザインとその周辺デザイン(模倣デザインや競合他社のデザイン)の保護戦略が重要となる。

(2) 私共の事務所の意匠部は、日本ではトップクラスの出願件数と侵害訴訟件数を取り扱っている実績からデザイン重視の企業に対しては出願前の開発工程から企業内に参画してデザイン保護戦略を図っている。その一例を示すと、企業が製品開発を重視する製品については、開発段階で意匠の予備調査や市場調査を行って製品のデザイン傾向をチェックし、チェックしたデザインを分析してデザインマップを作成する。

  さらにこのデザインマップを参考にしながら企業の新規な製品のデザインに着目して法的なバリエーションマップと市場性のバリエーションマップを作成してデザインの保護戦略を検討するのである。時にはデザインの種類が100以上検討されるケースもある。

(3) このように当事務所の意匠部は、意匠専門弁理士3名とスタッフ5名の計8名からなる意匠専門部門であり、その実績は大手企業から高く評価されている。

  意匠は出願前の意匠専門家による戦略が最もその保護戦略として重要である。

※ブランド保護戦略

(1) 最近、中国等新興国で日本の有名ブランドが不正登録、無断登録されて日本企業の事業障害となっているケースが数多く報道されているケースがあるが、このこと自体も日本企業のブランド保護戦略が十分でないことが要因である。

  ブランドは企業の顔あるいは商品やサービス業の顔となり得る以上、新商品や新サービス等を行う場合のネーミングは極めて重要であると同時に法的にも重視しなければならないのである。

(2) 当事務所の商標部は、企業のネーミングの段階から参画して事前の商標調査等を踏まえて企業選定のブランドを法的に評価し、安心、安全な商標の保護を提案、提供している。

  商標は登録可否判断は極めて困難であるため、商標専門の弁理士3名がチェックし、その登録率を高め、使用の安全性を図っています。特に商標部は訴訟事例も多く取り扱っており極めて高度で高質な内外国の商標業務を行っており企業から高く評価されています。例えば有名な事件としては正露丸事件や餃子の王将事件等を取り扱っていますので、安心・信頼してブランドの保護戦略について御相談下さい。

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