世は正に知的財産ブームで、政府も知財戦略会議で我が国にとってプロパテント政策が如何に重要であるかを内外国にPRして相当の年月が過ぎるが、政府の声は私には知財バブルではないかと思える今日この頃である。 私は知的財産、特に工業所有権の侵害訴訟を既に100件以上受任し体験したのであるが、最近最も感じるこ...
[分 野] 意匠法[論 点] 意匠法上の視覚とは何か[背 景] 意匠法第2条は、「意匠とは、物品(物品の部分を含む)の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう。」と定義し、意匠の審査基準によると、「視覚に訴えるものとは、意匠登録出願されたものの全体の...
私も早や弁理士活動36年、「歳月人を待たず」とはよく言われたものである。 36年間の弁理士活動の中でこれ程大きく変革・変貌した分野はないのではと思える程知的財産の分野は内外国とも大きく変貌した。 このことは、企業の知財部が特許課→特許部→知財部とその名称が様変わりしたことからも如実に示すとともにそ...
弁理士生活36年経過した私にとって最近の知的財産業界を展望すると、正に36年前に比し最近の知財業界は激動期であると同時に変貌期にあると考える。 このような時代において、企業経営者は知財戦略を重要な経営戦略の一要素と考えなければならないと同時にその企業にマッチした知財戦略を実践しなければならない。 ...