現在の企業にとって、競合他社に打ち勝ち他社を打破する経営戦略が必要不可欠で、そのためには相手企業の現状を認識して自社の優位性戦略を図ることが最重要課題である。 優位性を獲得する要素としては、技術や製品の優位性の他、ビジネスモデルの優位性、さらには人材や情報の優位性がある。 サン・グループの中核であ...
最近、サン・グループ所属のネットスに障害特許の調査依頼が急増しているが、その要因は不況時における企業の危機管理対策にあるかと考える。すなわち企業経営者にとって少なくともリスク回避は、経営上の命題である。 例えば、開発して製造・販売した新製品が他人の特許権等を侵害し、その結果製造・販売の中止に追い込...
現代のように企業の経営環境が厳しくなると、益々企業間競争が激化し、市場での競争が厳しくなる。 このことは、最近シャープが米国のITCでサムスン電子の特許権を侵害したことが認定され、液晶ディスプレイの米国への輸入・販売が差し止められる決定を受けたことからも如実に言えることで、企業間競争が知的財産権(...
最近の企業環境は非常に厳しいものがあるが、企業が生存し成長するには企業活動の活性化が生命線である。 企業がメーカーである場合はむろん、商品の輸入業者や販売業者にとってもその取り扱い商品が他人の特許権、意匠権、商標権を侵害することになると、その製造、輸入、販売等の実施行為を中止しなければならない他、...
グローバル経済の中で最近の経済、金融不況は、各国の企業活動をマヒする状態迄至らしめている。特に日本においては政治及び政治家達の夢のない行動によって、国民は奈落の状態に落ち込んでいる。 一方、官僚らは国家権力に守られ、心も行動も腐敗しきっている。 しかるに、国民はこのような現状下においても、政治家...
昨年来からの経済不況によって大半の企業活動がマヒ状態にあり、今後企業の役割や使命、さらには企業目的が真に問われる時代となりました。 今こそ、正に全ての企業活動を見直すべきチャンスであり、ブロークンアンドビルドの精神で、中長期計画を企画・立案すべき時である。 このような時代こそ研究開発費は削減する...
現在のように大手企業ですら大不況時代に突入すると、これら大手企業と関係する中堅・中小企業にとっては、正に企業自体が生命線を問われる時代となる。 特に、消費や購買力の低下によって物が売れない市場構造になると、より一層企業にとっては深刻な問題となる。 一方、中堅・中小企業と言えども企業を継続させ発展...
あけましておめでとうございます。 本年度の新年幕開けのように、「不況」・「不況」と叫ばれる年は過去にはない程の国際的不況の環境にある。 しかしながら、このような時こそ従来型の経営戦略や知財戦略を見直しあるいは一度破壊して新たな戦略を構築するチャンスでもあるのである。 知的財産分野における不況時...
本件事件の概要は、第1審判決(大阪地裁平成16年10月21日判決)において、本件特許発明の請求項1発明は新規性なしとの無効理由で、請求項5発明は進歩性なしとの無効理由で、いずれも無効理由が存在することが明らかであるため、本件特許権の行使は権利濫用に当たり許されないとした判決である。 第2審・控訴審...
最近の特許権侵害訴訟において、裁判所は必ずと言っても良い程、「無効の主張をされますか」、「無効審判を請求されますか」と冒頭に被告に聞く。 このことは、特許法第104条の3の規定によって「無効にされるべきものと認められるときは、特許権の権利行使が許されない」との、いわゆる権利行使制限規定が新設された...