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弁理士藤本昇のコラム

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[コラム]創造性人間の開発について

2007年09月01日

 約20年前、私が特許事務所を開設して13年目のある日、大手企業の社長から「藤本君、今年の新入社員150名に対し、入社したのを機に講演をお願いしたい。」との依頼を受けた。

 私は当然弁理士であったことから、特許等知的財産に関する講演依頼であると思い、「ハイお引き受けします。」と回答すると同時に「講演のテーマは?」とお聞きした。

 するとその社長曰く、テーマは「創造性人間の開発について」と言われ、私は唖然とした。私はその社長に対し、「私は弁理士ですから特許の話はできても、そのようなテーマは無理です。」と回答したところ、逆に社長曰く、「藤本君、君は普段の業務でどのような人々を相手に仕事をしているのか」と質問された。

 私は一瞬とまどったが、「企業、特に企業内の発明者との打ち合わせから仕事を開始するのが通常多いです。」と回答したところ、社長は即「そうやろ、発明者は普通の人とは違うやろ。だから発明ができるんや。その発明者とはどのような人で、どのようにすれば発明者になれるのか、君の考えで講演して」と言われ、さらに「当社においても今後発明をして新製品を開発しなければならないのである」と結論づけられ、やっと社長のテーマの重要性と、私に依頼された理由が理解できた。

 しかしながら、そのテーマで90分講演するには悩んだがお引き受けしたのである。

 私の講演の主要なポイントは、今後「創造性」の必要性と重要性、「創造するためには常に意識的にあらゆる事を注視し、その事に不満や不平や問題がないか問題意識を持つことの重要性」、「その問題点や不満点、不平点をボヤくだけではなく、自己流に解決策を考えることの重要性」、最後に「男は30にしてヤル気のないヤツは死んだ方がましだ。女の心のブスも同様だ」と締めて講演を終了した。

 この講演終了後、社長は「非常に良かった」と褒めてくれたが、一言「最後の言葉は少し過激すぎたな」と言われた。

 しかしながら、この講演から13年以上経過した今の日本社会を見ると、多くの若者はいわゆるニートと呼ばれて大半が定職につくことなく不安定な職業人あるいは無職人として出現していると同時に女性の多くは社会に進出し職業人となっている一方、未婚者も多く出現しているのである。

 このような社会は何十年後に必ず歪みとなって来るであろうことは知識人から警告されているとおりである。

 本来、男は自らの力を発揮して(ヤル気)企業・社会・国家に貢献すべきであり、女は繊細な心で家族や社会に貢献すべきである。

 今後、日本社会にとって最重要課題は、人としての「ヤル気」と「豊かな心」を持つ人間の開発と育成であると同時に「創造性人間の開発」は単に企業のみならず社会、国家にとって極めて重大な永久テーマであることを提言したい。

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