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弁理士藤本昇のコラム

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[コラム]中堅・中小企業と今後の知的財産戦略とは?

2009年02月16日

 現在のように大手企業ですら大不況時代に突入すると、これら大手企業と関係する中堅・中小企業にとっては、正に企業自体が生命線を問われる時代となる。

 特に、消費や購買力の低下によって物が売れない市場構造になると、より一層企業にとっては深刻な問題となる。

  一方、中堅・中小企業と言えども企業を継続させ発展させることは企業経営者の責務であり、企業の社会的責任でもある。

  このような厳しい経済的、社会的環境下にあっても成長している中堅・中小企業も多数存在することも事実である。

 これらの成長する企業に共通する点は、正に知的創造によりオンリーワンの技術や商品、さらにはサービスを提供し独自なビジネスモデルを構築していることにある。

 今後、中堅・中小企業が存続し発展する重要な要素としては知的財産を戦略的に活用することにある。具体的には下記点を実行することである。

1.市場ニーズを予測した技術・商品の開発

2.特許情報活用によるニッチな分野のシーズ発見と技術の創造開発

3.全社員が常日頃改善提案をするような社内システムの構築

4.会社に貢献する有用な発明やデザインを創造し、特許権、意匠権を獲得して市場を独占した場合には、発明者や創作者に補償金を与えるシステム構築

5.選択と集中による特化した技術や商品の開発とこれらの権利化による市場独占化

6.開発工程からホームドクター的で能力のある弁理士をコンサルタントとして利用すること

7.社内全員に知的創造の重要性や知的財産戦略を教育すること

 以上主要な項目について記述したが、中堅・中小企業にとっては人材不足等の点から上記事項を全て社内で有効に実行することが困難な場合もあるが、弁理士の指導、協力のうえで実行することをおすすめします。

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