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弁理士藤本昇のコラム

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[コラム]サン・グループの2015年度の戦略

2015年01月15日

 新春、あけましておめでとうございます。

 最近の日本経済は円安・株高等の環境変化が企業の経営を大きく左右し、その結果企業間競争が激化するとともに企業間に格差が生じている。特にグローバル化の中で海外売上増にシフトしている企業は多数出現している。

 このような経済環境の中で企業経営に資する知財戦略とは何か、従来型(権利化主義)から新しい知財戦略を構築又は模索している。但し企業の大・中・小によってその事情は異なるが共通テーマは企業ビジネスに役立つ知財戦略とは何かにある。

 このような情況下において、私共サン・グループに対する最近の企業ニーズを分析すると下記のとおり大別できる。

1.知財の総合力

 他社の技術や企業動向を特許情報等で調査、分析するとともに発明の質の向上により大量出願型から高質少量出願型による高価値化権利の獲得、並びに権利活用による防衛と攻撃型の知財戦略、さらには知財紛争・訴訟等への対応力並びに国際知財対策と対応力、特にリスク対策や人材教育等あらゆる手法を多面的に知財業務として必要としている。その結果、私共サン・グループに対し上記総合力を求めている。

 サン・グループは、藤本昇特許事務所及び株式会社ネットス並びに株式会社パトラによる三位一体の体制により、前記企業の多様なニーズに総合力によって対応できる我が国唯一の知財のプロ集団で、本年度はより一層グループの一体化により総合力強化に努める。

2.個人力(専門性)

 企業の依頼事件で個別具体的に行うのは弁理士及び各スタッフであるが、当グループには技術分野毎に専門の特許弁理士が特許部に所属する他、意匠専門弁理士、商標専門弁理士、国際専門弁理士並びにネットスには技術分野毎にプロのサーチャーが所属しているため、個人の能力や業務対応力や処理能力も高度で、個人力が企業から高く評価されているのが特色であるが、本年度はさらに個人力、特にその専門性の強化に努めます。

3.国際業務対応力

 サン・グループには事務所及びネットスに国際部があり、各国際部には語学力のある国際専門弁理士や中国弁理士及び専門スタッフや国際サーチャーが所属し、既に65ヶ国に出願実績があり、24ヶ国に調査実績がある。本年度はさらに新興国を中心に国際ネットワークを構築して対応を強化します。

4.事務対応力

 事務所及びネットスには、夫々の事務局が存在し、各事務局が特許、意匠、商標、国際、調査等の業務を支援する体制で、しかもOA化が進みより一層安心・安全・スピードをもって対応しているが、本年度はされにこれらのシステム化とソフトアップを強化します。

5.むすび

 本年度は、サン・グループとして独自な手法にて上記総合力、個人力、国際力、事務能力の他に情報発信力、教育力、人材増強と能力や専門性の強化等企業の知財支援に必要なあらゆるニーズに対し高度で高質な業務をスピーディに提供して、独自で強力に業務を支援するよう最大の努力を致す所存ですので、本年度もよろしくお願い致します。勝負に勝つことが本年度のモットーである。

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