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弁理士藤本昇のコラム

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[コラム]サン・グループの海外知財戦略

2015年07月16日

1.サン・グループの組織概要

 サン・グループは、近年の企業活動のグローバル化への対応や新興国(特に東南アジア)の知財法の整備や動向への対応、さらには海外の特許情報等への対応のために当初から国際業務専門の部門を設置している。

 具体的には藤本昇特許事務所においては、国内の特許部門、意匠部門、商標部門とは別にこれらの部門と連携した国際部門が独立して存在し、且つ該国際部門は国際特許部門と国際意匠・商標部門とからなる。

 一方、知財情報の調査、分析企業である、(株)ネットスには国内の調査情報部門とは別に国際部門が存在し、且つ該国際部門は中国で共同設立した中国国内の調査会社である、インフォストラ社(中国企業)を有する。

 しかも、サン・グループの上記国際部門は、海外65ヶ国に出願実績があり、且つ主要な特許・法律事務所125事務所と連携して業務遂行を行っている。

2.サン・グループの海外戦略

 サン・グループは、企業活動のグローバル化に伴う、技術・デザイン・ブランドの国際的な保護と模倣防止対策並びに海外における企業の知財リスクの回避のために、国際部門自体に高度な語学力と海外法制に詳しい弁理士やスタッフが配属され日々高度で高質な業務を遂行している。

 特に藤本昇特許事務所は、海外の有力な事務所(規模よりも質や判断力、提案力等が優れた事務所)を選定して、国内企業のあらゆる国際的な知財問題(権利化のみならず鑑定、紛争、交渉事件等)を取り扱っておりその実績は高く評価されている。

 東南アジア諸国についても当事務所を介して権利化することによるメリット(翻訳のミス防止や権利範囲のチェック等)を最大限に企業に与えるべく存在価値を高めている。しかも事務所内には中国弁理士が所属しているため、中国に対する翻訳や業務評価は非常に高い。

 さらに事務所国際意匠・商標部の強みは、意匠と商標の海外出願受任件数の多さと、海外における商標権の買い取り交渉や訴訟事件を多く経験していることにある。

 一方、ネットスの国際部には海外に進出する企業から海外の特許、意匠、商標の事前調査依頼が増加し、事前に侵害回避等企業のリスク対策としての調査依頼が多く、その実績はむろん現在迄の調査結果に対しては多数の企業から高い評価を受けている。

 特にネットスの海外調査結果に対しては事務所内の弁理士の見解も必要に応じて伝えるため、企業からはその調査結果と判断結果に対し高い評価を得ている。

 今後益々国境なきグローバル化経済になることが予想されるとともに法律や条約も益々国際的に統一化される傾向にあるため、サン・グループは世界の主要国はむろん東南アジアや中近東、南米、アフリカ等の新興国との連携をより強固にするため、毎年主要な弁理士やスタッフを海外に派遣して企業のためにより高度で高質で最新の知財情報を提供していく所存ですので、よろしくお願いします。

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