1.はじめに
あけましておめでとうございます。
2025年の幕開けとなりましたが、本年は政治・経済・金融・国際・国家間等の分野において激動の時代に突入しました。正に不透明な時代であります。
このような時代こそ、物事の本質を見極めると共に自ら成すべき使命や課題を抽出して、成すべきことを成す行動が重要であります。
サン・グループは、知的財産分野のプロ集団であるが故に、本年度は企業の多様なニーズに即対応すべく組織力の強化とそのニーズに応えられるべく人材の育成強化、特にAクラスの弁理士に育成すべく教育と戦術を強化します。
具体的には、グループとして本年下記点を強化します。
2.本年度の強化戦略項目
(1)グループの総合力のシステム強化
サン・グループは、弁理士法人藤本パートナーズと株式会社ネットス(特許等の情報収集と分析・特許調査・企業動向調査等)及び株式会社パトラ(知的財産分野の教育企業)の三社からなりますが、本年度はこの三社の業務の連携をさらにシステム的に強化すると共にネットスの公知資料調査と調査結果に基づく弁理士の登録後の判断、侵害成否判断や無効可否判断の高質化を図り、他にないスピーディーで高度な判断結果を企業に提供します。
(2)高度な専門性と専門家(技術的・法律的)の育成
益々技術の高度化・多様化・ソフト化する現代社会において、企業の技術及び変遷する知財法について専門性をより高度化し多様な企業ニーズに対応します。
(3)知財戦略家の育成
特許・意匠・商標等産業財産権及び不正競争防止法等知財関連法をミックスして企業の知財の保護と攻撃戦略を可能とする知財戦略家を育成し、企業経営や事業に貢献します。
(4)AI・生成AIの活用とその取り組み方の実践
益々進化するAIや生成AIを業務遂行に有効的に活用し、より一層業務の効率化と高質化を図ります。
(5)知財リーガル業務の拡充化と強化
企業のコンプライアンスに対応すべく、藤本パートナーズが得意分野である知財のリーガル分野の業務の拡充と強化を図り、企業経営に寄与します。
(6)企業の知財部・知財担当者の役割代行
現在、企業の人材不足に対応すべく社内の知財教育や特許調査、技術・他社動向調査、さらには社内のリエゾン活動や権利化業務等をグループが代行して企業の人手不足に対応します。
(7)所内の管理能力と事務局業務の体制の強化(システム化・電子化)
藤本パートナーズは、現在進行中の所内のシステム化や高度な電子化業務を本年さらに進化させ、安全性とスピード、効率化を図ります。
(8)東京オフィスの拡充強化
(9)海外進出企業のさらなる支援強化
現在、125の世界の事務所と提携し、既に67ヶ国に出願実績がありますが、本年はさらに世界中に知財事務所網を構築すべく強化します。
(10)人材の育成と若手人材の増強
今後のグループを支える人材(第3世代)の育成と若手人材の採用等により、次の50年先を見据えて人財のさらなる強化を図ります。
(11)働き方改革のさらなる実行
従業員が生き甲斐と日々の喜びを感じ得る職場環境作りと働き易い働き方改革を実践します。
(12)サン・グループ員は依頼企業の現場や工場等に出向することによって技術や製品等を直接知り、そのことによって得られる知識や情報を業務に反映させることを第一と考え行動します。