1.「デザインと法協会」
特許を中心とする日本知的財産協会や商標を対象とする日本商標協会が現に設立され活動されていますが、デザインと法を中心とする全国的な団体はありませんでした。
一方、デザインの団体は、例えばパッケージや空間、インダストリアル等各種デザイン団体も多数存在し活動されています。
しかしながら、デザイナーはデザイナーを中心とし、弁護士や弁理士を専門家を中心として夫々個別に活動されているのが現状です。
デザインやデザイナーに関する現状や法的諸問題について、デザイナーを中心として企業や学者、弁護士・弁理士が一同に集い、研究や意見交換をする場がないことに鑑み、2019年5月に「デザインと法協会」を設立しました。
2.「デザインと法協会」の活動
当協会は、設立後、情報・意見交換部会、法制度部会等を立ち上げ各種活動を行っている他、特許庁等への意見具申も行っており相当な活動実績があります。
現に協会の会員も140名以上となり、多くの企業や個人(デザイナー、学者、弁護士、弁理士等)が入会されています。
しかるに、これらの活動もコロナによって制約されウェブ中心になっており、しかもエリア的には東京中心となっております。
当協会設立後、直ちに大阪を中心とする関西にも協会の部会を設立する予定でありましたが、コロナ禍の影響によって関西部会の立ち上げを延期してきました。
3.関西部会の立ち上げ(本年10月6日)
しかるに、コロナの環境変化やwithコロナに対応すべく、今般本年10月6日に関西部会の立ち上げ会を開催することになりました。
第一回の立ち上げ会は、コロナ対策をしながらリアルで開催します。
当日は、デザイナーの代表として一般財団法人大阪デザインセンターの越田理事長に「デザインと知的財産の諸問題」(デザインのビジネス現場から)について基調講演を行っていただくと共に、最近話題となっている「仮想空間と意匠の保護」(メタバース)について、この分野の第一人者である大阪大学大学院准教授の青木先生に基調講演を行っていただきます。
これらのテーマは、デザイナーはむろん企業や法律家にとっても極めて重要なテーマであります。
基調講演後、「デザイン経営と法」、「デザイナーと企業の契約等」、「建築物、画家、内装の意匠動向」等についてパネルディスカッションを行います。
パネラーは、当協会のHPを参照して下さい。いずれもこの分野の第一人者で有意義なディスカッションとなる予定で、みなさんには必ず実務上有意義になると思われますのでぜひとも御参加下さい。
申し込み方法は下記URLより申込ください(但し定員になり次第締切とさせていただきます。)
申込先:https://forms.gle/znLXunCqaFdQ8fLs9